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京都

カフェ アンデパンダン 
中京区御幸町通三条角B1F  11:45〜24:00  無休 

アングラな雰囲気ただようビルの地下。だだっぴろい空間の小生意気な学食。あやしげな学生会館のにおい。
セルフサービス。値段も安い。京都の学生らしきインテリおしゃれたちが、いつまでも続くはずのない恋の悩みや、いつかごまかされて消えていくような進路のことを珈琲一杯でねばりながら何時間も語りつづけられる。そんな場所だ。
ここがカフェだと思った。少なくとも今の私にとっては、こここそがカフェだ。
もう私は、女王様のように極上のサービスとなごみの時間を金とひきかえに得られるような立場ではない。私は彼等と何が違うというのか。何もかわりはしない。彼等と同じ、明日をも知れぬ身分だ。東京に帰ったら汗水垂らして働くしかないのだ。
アンデパンダンこそが今の私にもっとも相応しいカフェだと思った。(2003年 9月)

 

一保堂茶舗 喫茶室 嘉木 (いっぽうどうきっさしつ かぼく)
中京区寺町通二条上ル  11:00〜17:00 URL:http://www.ippodo-tea.co.jp/html/index.html

京都の夏は6月1日から。一保堂さんののれんも、この日を境に「黒地に白」から「白地に黒」と反転するとのこと。併設の喫茶はせいぜい4卓といったところ。お湯の入ったポットが各テーブルにあり、自分でお薄を入れることができます。もちろんお茶菓子つき。このお店はメニューやお茶についてのリーフレット、そしてウェブサイトと、すべてデザインが素晴らしい。

イノダコーヒ 本店 中京区堺町通三条下ル道祐町140 19:00〜18:00 TEL:075-221-0507 URL:http://www.inoda-coffee.co.jp/


Websiteがまたいーのだ。京都好きには鼻血モノです。

今さら私が説明するまでもありますまい。大学生のとき、朝食のついていない近くのホテルに泊まったため、あさごはんを食べに行ったのが一番印象深いです。大正時代のホテルの朝といった感じ。火事の前に行ったのはこの一度だけ。リニューアルしてからは少しカワイイ雰囲気になってしまいました。

京都の中でも、このへんの裏道はとても好きです。河原町の喧噪からは離れ、かといって神社仏閣や美観地区のようなかまえた感じもなく、観光客がゾロゾロ来るスポットもないだけに、いちばん京都らしい日常が残っているエリアだと思うんですよね。 グッズも必見。私は「イノダふきん」を愛用しております。

 

Ace cafe (えーす かふぇ)
京都市中京区木屋町通三条上ル エンパイヤビル10F TEL:075-241-0009 0:00〜深夜3:00(LO2:00)無休


夜景をみながらお茶とごはん。ガラスに映るは妙齢の姉妹。

東京カフェマニア」でおなじみ、マンマンデーさんのご推薦("エースカフェは、ええっすよ!")で訪れた、ビルの9階にある絶景カフェ。下の"efish"と同じくらい、ときどき病的に行きたくなる。と、姉も言っていた。

「サーフボード」風のだ円テーブルとか、インテリアも好きだけど、とにかく「どうして?」ってくらい、野菜がべらぼうに旨いの。やっぱ京都だからかしら。あ、そうそう。トイレの蛇口が「つくばい」です。

 

efish (えふぃっしゅ)
京都市下京区木屋町通五条下ル西橋詰町798-1 11:00〜22:00 TEL:075-361-3069

私が京都で一番好きなカフェです。日本一好きかもしれませんが、旅情含みの思い入れかもしれませんので正確には判断できず。季節ごとに変わる鴨川の風景、コーヒーの妙なおいしさ、ホットサンドのバターのしみ込み具合、寒い外をあるきまわってたどりついたあとの、少しあっためたケーキ。必ず足取り軽くなってしまうマジックがあります。もしこれが、鴨川沿いというロケーションではなかったら、普通のポップでおしゃれなカフェにすぎなかったかもしれません。が、鴨川の流れは老若男女、地元民も旅人も、つらいことのまっただ中にいる人もうれしいことのまっただ中にいる人も、みんな清い気持ちにさせてくれます。ずっと喉がかわいていた人が、水を飲むように。汗だくで部屋に帰って、お風呂にとびこむ瞬間のように。

存在自体がサプライズ。京都の宝です。

※2003年9月ふたたび訪れたところ、カフェのシンボルともいえた左のポップなスポンジチェアーが姿を消し、同店が2002年5月に東京に現われた時と同じ、えんじとグレーの大人っぽいソファが中心になっていました。

CAFE KOSCI(かふぇ こち)
京都市中京区姉小路通富小路東入ル南側 2F 12:00〜23:00 木休 

ごめんなさい、写真暗かった…。

本当はアンデパンダンへ行こうと思っていたのですが、イベントのため貸しきり。でもこちらに来て大正解でした。1Fの看板を見ると、ポップでキッチュと思うでしょ。でも、京都にありそうでなかった、ゆったりしたリビング系カフェでした。もちろん、ひとりでも居心地よし。すっかり歩き疲れた雨の夕方、窓際で念願のスコーン&ミルクティーをいただき、極楽。見事復活。
雰囲気としてはeau cafeやneuf cafeと遠くないけど、もっとカラフルで南国っぽいかな。それにスペース使いの贅沢さは、やはり東京都心ではまねしづらいところ。大橋歩さんの「Arne」なんかも置いてあって、ニヤリ。トイレの鏡が可愛いです。

さらさ西陣(さらさ にしじん)
京都市北区紫野藤ノ森11-1 離楽庵WOOD-INN内 12:00〜23:00 水休 


ごめんなさい、これも写真暗くて使い物にならなかった…。

いやあ、西陣ってとくに何もないんですね(笑)。雨だったせいもあって、人通りの少なさに淋しくなりました。とはいえ、このへんも最近カフェがばしばし出来ているようで…なんか、やりたい人みんながお店を始めてるうちに、需要と供給のバランスが崩れてませんか? 神戸もしかり…。
それはさておきて、三条の本店「さらさ」は、84年にできた町家カフェの先駆けみたいなところ。その2号店であるこちらは、もと銭湯! 高い高い天井に天窓。壁は富士山ではなく、モザイクのようなタイル。おそらく男湯と女湯のしきりであったろう壁も、そのまま残っています。トイレに入ったら、あの銭湯特有のパンッと押したらお湯がすごい勢いで出てくる蛇口があり、おお!と思って押してみたら、さすがにそれはもう使えず、横に普通の水道がありました。なーんだ、残念。
メニューはエスニックで、味、量ともに、けっこう男前です。店長も男前です。
ところで、このお店のすぐ近くには「船岡温泉」という天然温泉があります。ということは、ここもかつては、天然温泉が出ていたのかもしれませんね。

田舎亭(いなかてい)
京都市東山区祇園下河原石塀小路463 TEL075-561-3059  1泊朝食付き8500円〜、ただし金曜〜日曜日は1万円〜 。


雨にぬれた前庭。離れもあり。


ぎしぎし。夜の階段。

朝の連続テレビ小説「オードリー」、橋爪功主演のドラマ「京都迷宮案内」で、舞台として使われていたのがここ。後者では、おかみ役を市田ひろみさんがつとめていますが、実際のおかみはもっと若くて八代亜紀似の美人です。 

実は、わたしの予約の声がききとりにくかったのか、日付けを1ヶ月まちがえてしまったとかで、急きょいちばん広い部屋に通されるという、うれしいハプニングがあったのです。縁側が広くて、小さいテーブルなんかが、おしゃれなんですよ。アロママッサージのサービスなど、清潔な和風レディスホテルっぽいところもあります。場所も観光地まっただ中だし、朝は湯豆腐だし、京都片泊まり入門者にはぴったり。でももとは一見さんお断りの歴史ある宿。囲碁セットもあります。

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