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神戸
箱庭みたいで、地形のおもしろい街。

アリアンス・グラフィック (ありあんす・ぐらふぃっく)
神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂィング1F 11:30〜24:00(金・土・休前日〜25:00)

写真、とったけど使い物にならなかった…

ああ海岸ビルヂィング。神戸はヨーロッパ系のこまごましたアンティーク屋さんが多いですが、それもそのはず街自体がアンティークみたいなもの。どんな都市にもポツポツ古い近代建築って残ってますが、神戸ほど統一感のあるところに慣れてしまうと、ほかはどこも物足りなく感じます。
ドアノブ、すりガラス、レトロな明朝体、古い階段に窓枠…。このビルには雑貨屋や洋服屋も入っていますが、どれもこれも、そのたたずまいで原宿にも代官山にも圧勝です。と、実は1Fのこのカフェには最近はじめて入ったのです。天井が高くて広いイメージがありましたが、案外小さい。神戸にいると、こんな特別な雰囲気のカフェさえ「わりと普通」と思ってしまうんだから、贅沢なものです。壁も天井も、アンティークぎっしり。

co-fuque (こふく)
神戸市中央区海岸通4-3-17 清和ビル2F 12:00〜20:00  火休

普段はもっとすっきりしてるかも?

姉が話の流れで個展を開かせていただくことになり、お世話になったカフェ。スイーツ主体ですが、最近ベ−グルのランチなんかも登場したようです。隣の雑貨屋さんとつながっていて、カフェはとても小さいです。で、この雑貨屋さんがすごいんです。小さくてチープなアンティークの宝庫。この品揃えとセンス、みごとに神戸水準です(東京よりはるかに高い)。そして、上の「アリアンス...」同様、清和ビルさん、これまたいいの。近代建築にオリーブ少女センスで手をくわえると、学園祭みたいでわくわくします。その雰囲気にぴったりな女性たちが働くカフェも、あまり商売ッ気がなく(失礼)、浮き世離れしてます。キャラメルミルクティー、甘くてめちゃくちゃ美味しかったです。なお、すぐ近くにハンドメイドの洋服やアクセサリーを扱う、同名の姉妹店があります。

 

cotton (こっとん) ※閉店
神戸市中央区栄町通2-1-13 

ラーメン屋は左です!

ここはずいぶん前のオリーブ・カフェグランプリに登場したお店。朝早くから、近所のおじいさんがコーヒーを飲みに来るような、古くて小さくてかわいい喫茶店。ほんとに小さいし、雑誌に載っても若い女の子がワサワサ来れるような雰囲気じゃないから、ドアを開けるまでちょっと緊張しました。

 プレーヤーの上には、古いレコードが何枚も重なってタンゴが流れています。マスターはまず、ミルクと砂糖の量を尋ねてきます。基本的にここのコーヒーはミルクと砂糖を入れて飲むみたいです。しばらくすると、外がよく見える一等席にすわっていたおじいさんが、「私はもう出るから、どうぞ」と、席をすすめてくれました。えんじ色の年期の入った皮張りの椅子。

 はっぴいえんどの名曲「風をあつめて」に登場する珈琲屋のイメージに、いちばん近い場所かもしれません。海も近いしね。どうぞ少人数で和やかに訪れてください。

※2003年春、お店のおばあさんがお亡くなりになりました。喫茶の神様に冥福をお祈りします。

※その後、後を追うようにしてマスターもお亡くなりになり、閉店されたとのことです。

 

TRANS CAFE (とらんす かふぇ) *閉店
神戸市中央区京町80番 クリエイト神戸1F  11:00〜20:00 水休

TUVALU』が公開されてたんだね。この頃。

ご存じトランスコンチネンツが手掛けるカフェ。アパレル系のカフェって、「なんで?」っていうくらい似たような白っぽいお店が多いですが、ここの黒と暖色を使った内装は少しアジアっぽくて、今思い出してもいいところだな、と思います。
寒い寒い3月の午前、雨、がらんとした平日、陸のすみっこ。ここが私の、本格的カフェ放浪人生の最初の場所でした。大きな窓の外を通り過ぎる人や雨を見ながら、ひとりであることや、旅をすることについてぼんやりと考えました。不思議とそんなには悲しくなかった。だって旧居留地にはひとりでも行きたいカフェがたくさんあるから

2003年9月…猛烈な残暑の中、降り出した雨を避けてふたたび訪れました。外を眺めるためのカフェ。

  

TRITON CAFE (とりとん かふぇ)
神戸市中央区中山手通1-23-16 2F 12:00〜20:00 水休 
http://www.triton-corp.co.jp/cafe/

いろんな展示が行われるカルチャー発信型カフェ。「場所」としての意味合いが強く、凝ったメニューやフードはありません。が、窓が大きくエスプレッソがおいしく、図書館のような窓際のカウンター席が落ち着きます2階に上がる階段からカフェの中まで、とても広々とした構造。それになにしろ、場所がいいもんね。北野坂という、もっとも神戸らしいところ。経営する「トリトン」はもともとデザイン事務所のようなところで、カフェのほかにも出版業など広く手掛けています。「トリトンカフェ・パブリッシング」から発売されているムック「peep paper」は、内容、デザインともに、私は本づくりにおけるお手本のひとつにさせていただいています。

holic★ (ほりっく)→caffe pianoro.に店名変更。営業時間等変更しているのでHPをご覧ください。
兵庫県西宮市本町7-14プロシード 2F  
http://bird.zero.ad.jp/~zam19512/

お店の女主人、茜さんの人脈とアンテナでさまざまなイベントを開催している発信型カフェ。私の豆本にもいちはやく目をつけてくださって、遠くから注文をいただいた時は本当に感激したものでした。
ようやく訪れることができたholic、テーブル席が二つにカウンターがちょぴっとの、本当に小さなカフェ。雰囲気は原宿のシーモアグラスに少し似ているかも。何より驚いたのはきちんとしたスピーカーから鳴る音楽の心地よさ。昼のカフェとしてはかなり大きな音量でかかっているのに、ちっとも不愉快でなかったのが不思議。BGMはどのように決めているのかとたずねたら、スタッフがお店で流すようにきちんと曲を編集の上流しているのだというのだから納得。
決していい場所にあるわけではないのに、平日の昼間でもほぼ満席だったのがさらに印象的。holicはholicなりのやりかたで、地域に根付くことに成功しているのだと思いました。
ところで、店に来るたびに私の豆本をくいいるように読んでくださるお客さまがいらっしゃるとか。ううむ、お会いしてみたい。

MADOMADO (まどまど)
神戸市中央区三ノ宮町3-2-2 伊藤ビル2F 文具やさんの隣。12:00〜21:00  
http://www.o-cha-ya.com/

ここのサイトのデザインは、ほんとに好き

99年度オリーブ・カフェグランプリ受賞店です。再三書いてますが「木の茶」「壁の白」「大きな植物の緑」のカフェ三原色が揃っています。私が行った時はサンドイッチのランチをやってました。これがねえ。たかがサンドイッチとあなどるなかれ。きのこのサンドイッチ、ほんっとに美味しかったのです。いちじくがついてきたのもうれしい! もともと紅茶の専門店だけに、アイスティーも美味しい。ほかと違う味。ちょっと量は上品だったので、豪食の私はさらにチョコレートケーキもおいしくいただきました(普通の女の子ならランチだけで十分な量だと思います)。ソファはないけど、お店の広さやレイアウトは渋谷のアプレミディを連想させますね。でも、オサレなギャルより、大丸でお買い物帰りの上品なオバサマのほうがむしろ似合うかも。もともと歯医者だったというのもなんとなくわかる、不思議な静謐感のある空間です。旅先だというのに小説を読みふけってしまいました。

※2003年9月 ひっそりとしていたはずが、大きな黄色い看板がかかげられていた…悪い方向に進んでいなければいいけれど。

マヒシャースラマルディニー 
神戸市中央区下山手通2-1-12 B1F 13:00〜23:00 無休  
http://www.o-cha-ya.com/

上記のMADOMADOと姉妹店。こちらが本家。紅茶と中国茶を、手軽に、でもほんとうの味で味わってもらいたい、という確固たるコンセプトのもとでつくられた、地に足のついたお店です。
この一帯も壊滅的な被害を受けた阪神大震災。地下だったこともあり、マヒシャは唯一倒壊を免れました。「生きている証として、ほとんどボランティアでカレーを売り続けた」というエピソードには、都市の中で店を構えるというのはこういうことなのだと心が震えました。(このあたりのエピソードは、アスペクト刊「カフェの話」に詳しいです)

2003年9月。拭いても拭いても汗がだらだら流れる猛暑。雑多なハンズ近辺を歩いてたどりついた地下の隠れ家。となりにスタバがあることなんてどこふく風です。店内ほどよくアジア風ながら、チャーチチェアなど木目のアンティーク家具が琥珀色で調和しています。
あまりの暑さに、ピーチのたっぷり入ったデザート風のアイスティーという変則的なものをいただきましたが、願わくば秋にポットでお茶をだらだらいただきたいところ。

  

HAUS DININGROOM (はおす だいにんぐるーむ)
神戸市中央区海岸通1-2-15 11:00〜21:00 不定休

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このエリアは「アンティーク・ゴヤ」など、カフェも雑貨も小さくてかわいいお店がたくさんある。それがさらに旧居留地の古い石造りのビルに入ってるなんて、なんていい街なんだろ。東京にはこんなエリアありません! このカフェはたしか普通のビルだけど、階下のショップもかわいいし、お店の横の細〜いわき道を入ると裏手にひっそりとバーのネオンがかがやいていたり、やはりそそられる街並です。夜、カツとじ定食みたいのを食べました。カフェめし風じゃなくて、お膳に乗ったまるっきりの定食です。ほどよく和風でおしゃれな店内だけに、ちょと変な感じでした。姉といっしょだったのでまさに家族のダイニング。照明も色温度低めだし。

 

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