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恵比寿〜代官山〜中目黒

eau cafe (おう・かふぇ)
渋谷区代官山町18-7 代官山末広ビル3F TEL:03-5728ー2839 11:30〜23:00 (日・祝は〜20:00)

ここは私が東京で好きなカフェの3本指に入ると思います。原宿、おうち系カフェの先駆「RoomRoom」とオーナーが同じ。ビルの前に立った看板には「RoomRoom」の文字が入っていて、ここがいちばん流れを受け継いでいることを伺わせます。2001年の夏までは、くつを脱いで上がるカフェでした(土足になったのは残念です)。

砂利をひいた廊下をあるくと、私がいちばん好きな、深い木の色にみちた空間が。古いソファはちょっと身体が沈んじゃうけど、ふしぎな心地よさ。テーブルがいろんな方向を向いて、ほかのお客さんとも、スタッフの方とも視線があわない絶妙な配置。夕焼けがきれいな代官山アドレス側の席と、書斎のようにひっそりとした反対側の席。図書館のように広々と本が広げられる大テーブル。店内のレイアウトの良さは、ここが東京一です。

置いてある本は病院の待合室か学級文庫みたいで、気取った写真集なんかよりずっといい!(オーナーの奥様である桑のりこさんの本が多いそうです)ひとりで入っても、ほんっとに、自分の家みたいに、まったく気後れせずにリラックスできる、奇跡のようなカフェです。メニューは素朴。スープとパンのセットは寒い日にお薦め。シンプルなケーキもおいしい。トイレに世界史の教科書があったのは何故。

猿楽珈琲 (さるがくこーひー)
渋谷区猿楽町23-3 鳥居ビルB1F TEL:03-3496ー8900 13:00〜21:00 不定休

 

久しぶりに私は喫茶店と恋に落ちました。
細かく仕切られた迷路のような地下の店内。格子から少しずつ見える他の席のざわめき。こぼれるオレンジの光。ちょうどテーブルに座った時の目の高さにカメラをセットして、ぐるりとフィルムをまわしたくなる舞台装置。
ひとりです、と言うと、勉強机のようなテーブルに通されました。圧迫感はなく、暗いのに手元はきちんと本を読むために明るく、私にとって理想的な図書館のように思えました。時々ぼーんと柱時計が時を刻みます。
「静まり帰った店内で、大きな声でしゃべろうものなら、がんこおやじがうるさいと怒ってくる」ような店を想像していたのですが、全然ちがいました。ほどよいざわめきのなかで、音楽は静かになっており、おじさんともお兄さんとも言えないこなれた感じの男性がおだやかに、てきぱきと立ち居ふるまっています。そして何より、メニューも何もかも、いちいち、ちょっとお茶目なのです。テーブルごとに番号がついているのですが、お手洗いが「9番」だったり、そのお手洗いの扉には「トイレが不快の状態だった場合は店員まで一声おかけください」との貼り紙が。コースターも柄がみんなちがって可愛く、荻窪「ひなぎく」みたい。
珈琲は苦めと聞いていたので、「かるめの珈琲(500円)」を頼みました。私にはこれでぴったり。珈琲は500〜600円と自家焙煎としては妥当だし、「おとも」としてトーストやケーキが200〜300円というのも、とっても良心的。
多分これから、「大坊」「クラシック」「ひなぎく」「さぼうる」といった私の定番のひとつに加わる喫茶店であることは間違いありません。
私は猿楽珈琲に恋をしました。離れていても、想うでしょう。

neaf cafe(ぬふ・かふぇ)
渋谷区恵比寿西1-3-2 恵比寿スクエアビル9F 12:00〜25:00 (日祝〜22:00) 無休

8階建ての建物の9階にあるという感じ。ビルの一室らしさをそのまま生かしたことでは、渋谷の「teible」と同様、元祖ともいうべき。基本的にはメニューも内装もオーナーを同じくするeau cafeと近いんだけど、こちらのほうがラフかな?。置いてある本もそう。私はここでアラーキーの「愛しのチロ」を読破しました(って、写真じゃん)。
雨の日もお似合いです。

一度行ってみたいのが、あんまり知られてないけど屋上席! 通されることあるのかな?

RAKUDA HOTEL (らくだ ほてる)**2003年6月閉店**
最寄りは恵比寿か代官山。詳しい住所は秘密。月・祝休 13:00〜 TEL03-5728-2389

恵比寿と代官山のあいだに、こんな通りがあったの? とても便利な場所なのに、エアポケットのように暗い大通りを歩いていると、ふと不思議なラクダのかたちの明かりが…。

昔の公団住宅のような古いマンションの1室。住宅街につき看板も出ておらず、ほんとうに開けていいの?と思われるような「普通のマンションのドア」を開けると、山道をさまよってキツネにばかされたのではないかと思ってしまうような、あたたかな笑顔と空間に出迎えられます。まるで、すっごく居心地のいい当直室! 学級文庫のような本棚、普通の家庭のようなキッチンにトイレ。ラジオから流れるような音楽。でも、ごはん、スイーツ、お酒、メニューも豊富。レトロでかわいいグラスの販売もしています。さて、この空間にラクダは何頭いるでしょう。とりあえずテレビの上に6頭ばかりいますよね。

Le jarden de julien...& bis (る・じゃるだん・どぅ・じゅりあん・え・びす) **2003年 8月閉店**
渋谷区恵比寿南1-16-3 TEL:03-5721-6063 12:00〜23:00(日祝は11:00〜21:30)不定休 


水色の時計はパリと東京の時間を指す

パトリス・ジュリアンさんの著書「生活はアート」は、何度も読みました。ここは彼のレストラン、C.F.A.の妹分みたいなお店かな。とてもちいさなスペースを、けっこうむりやり有効利用して(ほめ言葉)、白を基調にした清潔感のあるお店にしています。テラスなんて、もとはただの「建物の裏」だったんだろうな。とにかく、質素なところが魅力。冷暖房はまったくつかないし、広い洗面所もないし、飾ってあるお花はとても小さい。それが外国っぽくてうれしい。スタッフは全員ボーダー着てます。ただ、味はおすみつきながら、どれもちょと高いんです。そーなるとやはり少し「ハレ」の空間ですね。また、このお店と、私が10歳のころはじめて行ったカフェ、似ています。(こちら


 

 

 

 

 

 

 

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