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"ぼくの伯父さんの初心者のための喫茶店学入門" 受講ノート (講習を終えて)


本気で遊ぶ大人は、美しい 半年間の受講を終えて

正直、流行や「カワイイ」ものにけっこう疎い私には、
受講生のみなさんがあまりに「カワイイ」ことや、講師のふたりが推薦するものに、みんなが「カワイイ!」ととびつくことに、少し辟易したこともありました。
沼田元氣さんは好きだし、彼がちまちま持ってくるものはどれも最高だったけど、
役に立たないささやかなものやコトこそ、誰かのセレクトじゃなくて、自分が本当に好きなものだけを選びたい、と。

だけど、カフェロジイは、「大人が本気で遊ぶ」ということを私に教えてくれました。
お店がどこにあって、どこが評判かなんて、そんなもの雑誌を見ればわかること。
実用的でもなく、学術的でもなく、好きなことを、享受するだけではなく、
ちょっとだけ深く追究して、取材して、撮影して、手先を動かしてつくって、それをだれかに伝える。
それは夏休みの工作や、自由研究のようなものでした。
だから学校だったし、卒業式は感慨深いものがありました。

 

東京人マッチケース。私の心の小さな喫茶店

この講座を受けてきた方は、こんな人たちです。これは、卒業式ではじめて明かされたこと。
グラフィックデザイナー。webの制作者。雑貨やインテリアショップのスタッフ。ATはじめカフェのスタッフ。服飾関係の学生さん。ディズニーランドのスタッフ。雑貨アーティスト。学芸員。DJ。アパレル関係。焼き鳥屋。もとテレビ番組制作者。図書館司書。北欧関係の輸入業。そして、私と同じく雑誌の編集者…。
「みなクリエイティブでおしゃれな人種」だと言いたいわけではありません。自分の好きなことを見つけて、なるべく嘘のない生き方をしている人たちだと思うのです。

以前、私がカイシャの同僚に「カフェ講座に通ってる」という話をしたところ、彼はこう聞いてきました。「それって、ヒマな人が来てるの?」
とんでもないです。忙しい人たちばかり。特に日曜の朝に講座に出るなんて、難しい人ばかりです。
でも、みんな、高い受講料を払って、時には新幹線に乗って、出席していたのです。そのパワーたるや、一見なごみ系の講座ですが、相当なものです。

好きなことをやって生きるなんて、そんなのわがままだよ、エゴだよ、そう言うひとはたくさんいるけれど、 それでも、やろうとしなければ、できないし、やっていいんだよ、って、私は大人になるほどにそう思います。 少しでもそれを実現している人というのは、情熱と努力の人。

金魚マッチ 

 

前回の講座で沼田元氣さんがおっしゃっていた、「自分の好きな道を見つけた人の未来は明るい」という言葉。

それは、講師、ゲスト含め、この講座にあつまってきたみなさんに言えることなのではないでしょうか。
中学や高校では、ちょっと肩身の狭い思いをしながら、それぞれに大人になって、 仕事も境遇もバラバラになっても、共通するものでつながっている。それが、この講座に吸い寄せられる人々の面白さだったように思います。
どこにも属さない時間を愛し、本気で遊ぶ大人たちが、とても好きです。

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