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夜のカルマ。ときどき中央線。もうすぐ車体の色がかわってしまう。当日はノロウィルスの猛威で予約しても来場しなかった方もいくらかいたので、座席はちょうど満席な感じでした。

カンニングノートとマイクを両方持って読まなくてはならないとは。にしても、目の前でみんなが肉団子シチューやら生春巻きやら食べてる前で空腹で詩を読むのは残酷な話だ

なんとサプライズで、めぐさんご紹介MCの時に私への誕生日ケーキが! まさみちゃんが気をきかせてくれたのでした。めぐさん、イベント準備でお忙しいところ本当にありがとうございます。ろうそく3本。「1本10歳です」

めぐさんは画家であり、カルマスタッフであり、ケーキ作家。これが私へのピンクのお誕生日ケーキ! めぐさんの焼き菓子「ココリ」シリーズはお客さんにも大人気で、テイクアウト続出。このケーキもみんなでつつきました。
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●詳細は、11月と12月のjournalにもいくらか書かれているので読んでみてくださいね。
楽器に本格的にあわせたポエトリーリーディングは私もはじめてだったし、
聴くみなさんもはじめての方が多かったとは思います。
が、反応は想像よりはるかに好評で、
「あの詩(というか散文なのですが)はどこかに掲載されていないのですか?」という質問をいただいたので、
以下、長いですが掲載したいと思います。
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●「中野は鳥の巣」
中野通りと永遠に平行線をたどるけやき通りを
世界中旅している恋人は「社会主義通り」と名づけた
朝、凝りをほぐすように首をかくんと後ろにかたむけると
このあたりの上空にはいつも鳥の群れが旋回している
それはもう、気持ち悪いほどたくさん
「NTT野方の電波に吸い寄せられてるんじゃないの」とまさみちゃんは言った
中野の主マルヤマイタロウは言った。警察大学校の跡地の中には
実は木がうんと繁っているから
鳥もたくさん住み着いてるんだって
そう、中野は鳥の巣
大阪のカフェマニア友達が言ってた
東京の中央線はインドにつながってるんだって!
その始発がカルマ
オレンジ色の電車は、もうすぐ銀色にラインが入った車体に変わってしまう
ガタゴトという音も、プォーンという音に変わってしまうんだろうか
でも私は夢に見る
オレンジ色の電車がガタゴトと
サンモールの上を空に向かって走るところを
中野は鳥の巣
私たちのあたまのうえの世界
永遠に交わることのないけやき通りに
時々鳥の死体がころがっている
旋回する群れに気を取られて頭をぐらつかせながら
あしたの朝も駅へと向かう
中野は鳥の巣
(回文 なかのなのかな)
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●stand
alone
引っ越しして一ヶ月、インターネットは繋がらなかった
スタンドアローン
そうつぶやいてみる
ウズベキスタンのおばあちゃんがつくったルームシューズを履いて
あたためた牛乳と薄切りにしたショウガ、そしてはちみつ
鼻歌くちずさんで時々少し踊ったりして
寒くて長い夜の季節をひとりですごすと決めたから
お部屋でクラウチングスタート
チャイの香りが
遠い大陸へつれていく
鋭く刺す少女の目は
冬の港町へ
灰色の空
私が育った日本海側の空
フードの向こうからふりかえる女の子は
ほおに当る雪がつめたくて
木のトグルがついたダッフルコートは
70年代
タイツの上にしましまのハイソックスを重ねばきした
カメラを向けても私はいつも不機嫌で
車の旅はたいくつで
小学校の制服は白のブラウスに黒のジャンパースカート
春がやってきても色素の薄い私の目はうまく開かず
入学式の写真はひどい顔をしている
七夕をすぎたら
星に願いを
叶いやすいんだってどこかできいた
地球が、半分、まわったけれど
まだ、間に合うかしら
中央線の上に輝くミルキーウェイ
鼻歌をくちずさんで時々少し踊ったりして
寒くて長い夜の季節をひとりですごすと決めたから
スタンドアローン
そうつぶやいてみる
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