秋キャンプ〜ブラックポットへのみち・誕生篇〜(甲州都留)

2003年11月2日(日)〜3日(月)
山梨県 都留市
天気 秋晴れ
参加人数 7名


先日の奥多摩BBQでの光景。
「ダッチオーブンって知ってる」 「なんでもおいしくつくれる魔法のなべでしょ」 「鶏なんかまるごとローストできるらしいよ」
「おもしろそうだから今度のキャンプで使ってみようか」

さっそく翌週、上野にある専門店へ出かけ、鍋を手に入れた。



当日は三連休の二日目。渋滞も落ち着いているだろうと甘く見ていたが、8:30の段階でラジオの交通情報は渋滞を伝えていた。一度は高速に入るものの全然動かないので、結局下の道を通ってキャンプ場についたのは16:00をだいぶ過ぎてからだった。

テント・タープを設営し、近所のスーパーへ買出しに。夜は炭火の上に鉄板を置いて定番のBBQ。焚き火を囲んで遅くまで宴会が続いた。横のテーブルにはランタンがある。灯りを入れるのは久々だったが、ホワイトガソリンの勢いよく燃える音が酔った耳に心地よい。


この季節になると、うるさい虫もいない。風もまったくなく快適で、空き缶・空き瓶が増えてゆく。サイトの裏側には小川が流れていて、話が途切れると、かすかに流れが聞こえてきた。炭火の勢いが落ち着くと寒くなり始め、ひとりふたりとテントに逃げていった。

翌日は朝食の準備と平行してダッチオーブンのヤキ入れがはじまった。あらかじめ塗ってある油を空焼きして焼き切ると、オリーブ油を全体になじませ、表面の凹凸なくしてゆく。次に多めのネギをていねいに炒め、匂いを消していく。この工程を三回ほど繰り返すと、買ったときは銀色に光っていた鍋が少し黒味を帯びていた。「魔法のなべ」の誕生である。

AMEDAS初のダッチオーブン料理として選んだのは、見た目に派手な「鶏のロースト」。料理本には「水が大敵」とあったので丹念に水分をふき取り、玉ねぎ・にんじん・ニンニク・皮ごとのじゃがいもを詰め、重いふたをした。



あとは炭火に放り込んで待つだけである。30分を過ぎた頃からジュージューと音がし始め、盛んに鶏の脂が落ちてはコゲる音がする。中で何が起こっているか不安であったが、1時間ガマンした。炭火の中から掘り出して恐る恐るふたを開けると、ディズニーアニメに出てくるご馳走のような仕上がりにみんなびっくりした。骨ごと食べられるほどやわらかい肉の仕上がりも良かったが、それ以上に野菜の旨みに感動した。調味料は一切使わなかったが、特ににんじん・玉ねぎには上品な甘さがあった。鶏も二羽入れたので7つの胃袋は大満足だった。次回はスモークに挑戦の予定である。



HPでダッチオーブンを検索すると、愛好者の多さにおどろく。欧米では親子何代にもわたって受け継ぎ、黒光りするほどに使い込んだダッチオ-ブンは「ブラックポット」といってとても大切にするという。AMEDASでもこの鍋をどんどん使い込んで会の宝にしたいと、たくらんでいる。先はだいぶ長そうである。






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