| 相州二子山【208m】〜あなどれない山〜(逗子) |
2004年2月15日(日) 神奈川県 逗子市 天気 晴れ 参加人数 8名 「二子山」の文字をガイドブックで目にしてからだいぶ経つ。三浦半島の丘のような起伏を勝手に想像していた。「冬の寒い時期、行く山がなくなったら足慣らしにでも出かけてみるか」くらいの軽い気持ちで駅に向かった。参加者の半分が初参加者なので少し緊張しつつ集合場所へ。会って話をすると、これまでにだいぶ歩いている人もいれば、今日が初めてだという人も。準備を整え、靴ひもを結び直すと歩きはじめた。 大規模な宅地開発がされたようで山道に入ったものの、すぐ近くまで住宅が迫っている。途中何度か分かりにくい分岐を経ると頂上に着いた。通信会社のアンテナが目障りだが、一等三角点があるだけに展望は最高である。山頂はささやかな広場になっており、立派な展望台も建っている。昇ってみると地図の地形がそのまま確認できる。足元に横須賀のドックが、さらに横浜のみなとみらいも良く見えた。ずっと横へ視線を移すと、房総半島がぼんやりと横たわっている。たがいに東京湾をつくっている半島でも房総の大きさと比べると三浦はずいぶんと小さくかわいい感じがする。 この半島の付け根で武士が生まれ、それまでの歴史を一変させる出来事の舞台となった。それからだいぶ時間が経ち、幕末ふたたび三浦の名前が歴史の教科書に出てくる。黒船関連の史跡は街中にあふれている。また黒船に対抗する軍艦を浮かべるため、足元の横須賀に幕府の造船所がつくられ、その後明治政府へと受け継がれてゆく。さらにこれらの船を管理するための海軍の本拠地が横須賀に置かれた。山頂からみえるドックを眺めながら、面積こそ小さいが人文学的な密度は濃すぎる、三浦半島のこれらの出来事を想った。 二子山は名前の通り二つの山頂を持っており、ひと休みした後、もう一つのピーク(下ノ山)をピストンした。片道15分ほどのルートは予想以上の急登で、下ノ山に着くとだいぶ汗ばんでいた。こちらはあまり展望もよくなく、早々に引き返した。 今回の山行は時間的にかなり余裕があったので、ゆっくりと昼食をとり、昼寝の時間もかなり確保できた。だいぶ南へ下ってきたこと、また標高も低いことから、この季節にしてはとても暖かく、風もなく贅沢な時間がすぎた。下りは だらだら下りの連続。マウンテンバイクで昇ってくるパーティと何度かすれ違った。小さな沢もあり、深みに足をとられながらの下山となった。 登山口からJR逗子駅まで30分ほど歩き、途中何軒か居酒屋を通り過ぎたが、時間も早かったのでまだあいていない。近所に在住のメンバーの話では大船にいけば開いてる店があるかもしれないという。冷たい生ビールを求め、東海道線に乗り込んだ。 ホームページへ |